子宮がんには子宮頸がんと子宮体がんがあり、当センターで受けられる検診は子宮頸がん検診です。子宮頸がんは子宮頸部(入り口)に発生するがんで、20~30歳代の若い方に増えています。
子宮頸がんの原因は、ほぼHPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスの感染であることが明らかになっています。希望があれば、オプション検査でHPV検査を追加することができます。(HPV検査は別料金です。)
感染しても必ずがんになるのではなく長い時間がかかるため、定期的に検診を受けていれば、がんになる前の状態(前がん病変)を発見し、治療することが可能です。
子宮の入り口である子宮頸部の表面の細胞を採り検査します。
1~2分で終わり、痛みはほとんどありません。リラックスして受診してください。
福山市集団健診の日程の日に、当センターまたは各支所で受けることができます。
日程については直接当センターへお問い合わせください。
子宮頸がん検診 | 5,500円 |
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HPV検査 ※必ず子宮頸がん検診と一緒に受診してください |
3,960円 |
CA125 | 1,760円 卵巣がん・子宮がんなどで特に上昇する腫瘍マーカーです。血液で検査します。 |
こんな方におすすめ
今、日本人女性の9人に1人が乳がんにかかるといわれています。
乳がんは、他のがんと異なり、若い年代から注意が必要ながんです。
特に、40~60歳代という、妻・母・社会人として、多忙で、自分自身のことに構っていられない時期になりやすいがんといえます。
しかし、乳がんは早期で発見し、適切な治療を行えば、良好な経過が期待できます。他のがんと比較しても生存性が高い、という特徴があります。
定期的に乳がん検診を受けて、命と乳房を守りましょう!
人間の耳には聞こえない超音波を機械から発し、返ってくる反射の様子を画像化します。
ベッドに仰向けに寝て乳房にゼリーを塗り、プローブ (探触子)というものを乳房表面にあてて乳房全体を見ていきます。手に触れない数ミリのしこりを見つけ出すことができます。
検査時間は10分程度で痛みなどはなく身体に無害のため、妊娠中、若年の方などに適しています。検査は女性のスタッフが行います。
乳がんを診断する方法の一つで、乳腺・乳房専用のX線撮影です。
装置で乳房を挟みながら、圧迫して薄く均等に広げて撮影します。
こうすることで、少ないX線量で乳房の中をより鮮明に見ることができます。
乳房を挟むことで痛みを伴う場合もありますが、病気を見つけるためにとても大切なことなので、少しの間ご協力お願いします。
乳腺が張った状態だと痛みが出やすいので、月経開始後3~10日位の時期に検査を受けることをおすすめします。
検査は女性のマンモグラフィ撮影認定技師が行います。
※妊娠中・妊娠の可能性がある方、ペースメーカーを装着されている方、豊胸術を受けられた方、乳房内にチューブなどを挿入している方は、マンモグラフィは実施できません。ご了承ください。
その他、ご不明な点がありましたら、当センターまでお問い合わせください。
福山市集団健診の日程の日に、当センターまたは各支所で受けることができます。
日程については直接当センターへお問い合わせください。
超音波 | 4,400円 |
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マンモグラフィ | 1方向:4,400円 2方向:6,050円 |
超音波+マンモグラフィ | 1方向:8,800円 2方向:10,450円 |
マンモグラフィは石灰化と呼ばれるカルシウムの沈着を見つける能力に長けています。石灰化自体はほとんどが良性ですが、がん細胞が乳管内に発生して増殖する悪性の石灰化が疑われる場合は精密検査が必要になります。また、非浸潤性乳がんと呼ばれる、しこりを作らない早期の乳がん発見にも、マンモグラフィが大いに役立ちます。
一方の乳腺超音波検査は、小さな腫瘤を見つけやすく、しこりを作るがんに対して有効という特徴があります。乳腺や乳管の状態もわかります。また、マンモグラフィではごく少量ながら放射線による被爆を受けるという問題がありますが、超音波検査では被爆する心配はありません。
マンモグラフィと乳腺超音波検査は異なるメリットがあるので、併用して受けることが理想的です。どちらか一方を受けるときは、40歳未満は乳腺超音波検査を、40歳以上はマンモグラフィを推奨しています。
※40歳未満では、乳腺が発達しており、乳腺密度が高い傾向にあります。
そのため、マンモグラフィでは乳腺の異常が分かりにくく、検出率も低いとされているため、乳腺超音波検査が推奨されます。
40歳以上では乳腺が減少してくるとされているため、マンモグラフィが有効になってきます。まれに、40歳以上でも乳腺密度が高い方がいます。その場合は乳腺超音波検査が有効です。
※授乳中は乳腺が発達した状態になります。マンモグラフィ検査では全体が白く写ってしまい、正確な診断が困難になったり、圧迫時に痛みを伴ったりする場合があるため、乳腺超音波検査を推奨しています。マンモグラフィ検査は断乳後6か月を目安にしてください。
こんな方におすすめ
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